宮古島の体験ダイビング&シュノーケリングショップ
marine assist DEMI
マリンアシストデミです!
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『体験ダイビング』
世界的に有名なスポーツで、海や川があればどこでもできるスポーツではありますが特に南国に行くと・・・
『潜ってみたい、水中世界に行ってみたい』
という気持ちになりますよね♪
そんな今は楽しませてくれるダイビング。
ちょっと興味のある歴史を持っています。
今日はその歴史を見ていきましょう!
ダイビングの道具
なんでもそうですが・・・
『道具』
というものは、人の英知の塊ですよね。
例えば車。
最初は歩いてました。
もっと楽にもっと遠くに移動できないかと人々は考え、
・ 馬に乗り
・ 馬に引っ張ってもらう馬車を作り
・ 蒸気自動車ができ
・ ガソリン自動車ができ
といった感じで
『目的』に対しどうすれば効率よく『利用』できるか。
という『良い結果を生じさせるもの』が『道具』なんですよね。
ダイビングの道具も同じです。
最初は浜辺で貝拾いや海藻探しをしてました。
次第に海や川に出て魚をつくようになっていきます。
海や川に出はじめると素潜りをして獲物を獲ってきますよね。
いずれもっとラクにできないか。
水の中に長時間滞在できないかと考え始めます。
そして・・・
袋をかぶって潜ったりガラスの球をかぶって潜ったり、素潜りに磨きをかけたり。
日本では特に
『海女さん』
という、素潜りに特化した職業もありますね!
始まりは獲物を獲る漁から。
もっと深くに行ってみたい好奇心や利便性を求めて。
そして、時代の背景とともにダイビングは
商業的・軍事的・研究的そして冒険的に
進化をしていきます。
初期のダイビング器材
実は・・・
すごい有名人がダイビングの器材を発明してました!
あの
『レオナルド・ダ・ヴィンチ』
です!
公式記録ではないので確定ではないのですが、ダ・ヴィンチの手記にダイビング装置が書かれていたそうです
それがこちら
なにやらものものしいですね(笑)
さらにこれを実現したのがこちら
・・・
ちょっとホラーですね(笑)
皮でつながれた杖の管と鋼製のリング(水圧対策)でできています。
杖の先が開口部につながっていて呼吸できる仕組みです。
いわゆる『全身を水の中に入れたシュノーケリング』に近いです。
ただ、シュノーケリングとは違って、スーツに空気を入れて浮いたり沈んだりもできるように計算されています。
これが15~16世紀ごろ。
当時のイタリアは全面戦争中だったそうです。
このことからこのダイビングスーツは戦争兵器として考案されたのではないかといわれています。
ダ・ヴィンチはこれが敵の手に渡ってはいけないと考え、詳細を公表することを控えた、と考えられています。
ダイビング・ベル
その後、変わったダイビング器材が発明されます
その名も・・・
『ダイビング・ベル』
ダイビング = 潜水
ベル = 鐘
・・・なんのことかわかんないですよね(笑)
こんな感じらしいです
本当に!!?
ってなりますよね(笑)
ただ、当時はこの方法かなり革新的でした。
17世紀にはエドモンドハリー氏(ハレー彗星の人ですよ!)が
『18mに1時間30分滞在した』
という記録が残っています。
さらに、18世紀後半には
『圧縮空気をダイビング・ベルに送りかつ、換気することに成功』
しました。
だんだんダイビング器材に近づいてきましたね(笑)
送気式潜水服
そして19世紀!
ついに
『世界初の送気式潜水服』
が完成します。
今で言う『フーカー潜水』ですね!
陸上でコンプレッサーという空気圧縮機を動かして水中にいる潜水士に空気を送り込むというダイビング方法です。
もともとは消防士がつけていたヘルメットだったそうですが売れなかったそうで(笑)
それがダイビングベルと同じような形をしていたため、ダイビング用で販売したら飛ぶように売れたそうです(笑)
自給式潜水具
そして・・・
1825年!
ウィリアム・ジェームズ(Willam James)
が、圧縮空気を使用した自給式潜水器が開発しました。
これが一番最初の実用性のあるスクーバー器材だと言われてます。
大串式潜水器
そして、
・ ダイビングレギュレーターの開発
・ 世界初の水中撮影
・ 硬式潜水服の開発
等を経て1918年!日本で大発明されます!
それが・・・
『大串式潜水器』
大串岩雄氏により開発されました。
この大串式潜水器は色んな伝説を残します。
・ 横須賀港で推進60mまでの潜水に成功
・ 長崎県でノルウェー船、山口県でイギリス船を約60mからのサルベージに成功
・ 地中海の八坂丸(水深76m)から45tの金貨99%を回収
・ オーストラリアのトレース海峡で79mの潜水に成功
すごいですね!!
一躍有名に・・・ともう一歩でなるところだったみたいですが、残念ながらイギリス諸国の圧力により日の目を見ることはなかったようです。
ちなみに、この大串式潜水器
現在あるレギュレーターとは仕組みが違いまして。
① 吸気レバーを口で噛む
② マスク内に空気が入る
③ 鼻で吸気する
④ 口から吐く
という工程で呼吸します。
慣れないとちょっと難しいですね。
それでも推進79mまで潜れるんですからスゴイ!の一言です!
残念ながら日の目を浴びなかった大串式潜水器。
この20年後にダイバーの間では有名な・・・
デマンド型レギュレーター
1943年フランス人のジャック・イブ・クストー(Jaques Yves Cousteau)とギャナン(Gagnan)
によって、潜水用呼吸装置、デマンド型のレギュレーター
『アクアラング』
が開発されます。
これによって、水中世界への扉が大きく開きました!
レジャーとして
日本へは終戦後、
日本に駐留していた米軍が潜っていたことがきっかけといわれています。
最初は軍用
そして商用と
どんどん進化していきます。
進化していく工程で安全にも配慮されるようになっていきます。
・ ウェットスーツの発明
・ 浮力を調節するBCDの開発
・ 減圧テーブルを一般的に
・ 予備のバックアップ空気源の開発
そして、、、世界最大のスクーバ教育機関PADIの設立。
これによりダイビングは一気にレジャー化されていきます。
そして現在。
誰でも気軽に楽しめる!
誰でも水中世界に入ることができる!
そんな時代が来ました。
ダイビング事態にはライセンスが要りますが、我々インストラクター同伴であれば体験ダイビングをすることが可能です!
誰でも気軽に!
水中散歩ができるんですね!!
最後に
いかがだったでしょうか?
何も持たない人間が
利便性を追求して『潜る』という行為を進化させていったものが
『ダイビング』
もちろん、利便性の中には
軍事的なものもあり
商業的なものもあり
研究的なものもありました。
そして、今は
冒険心溢れる人たちが自分たちが行ったことのない世界をのぞいてみるそんな道具に変わりました。
色んな思いがつまって出来上がったダイビングの器材たち。
ぜひ皆さんも宮古島に来た際には体験ダイビングで先人たちが行きたかった世界をのぞいてみませんか?