エメラルドグリーンの海

marine assist DEMI
マリンアシストデミです!

宮古島旅行にいらっしゃる方のほとんどが・・・

『美ら海』

が目的ですよね!

私もよく質問を受けるのですが、宮古島の海って

『なんでエメラルドグリーンコバルトブルーなの?』
『なんでこんなにキレイなの?』

皆が必ず感じる疑問ですね!

今日はこのエメラルドグリーンの海についてブログを書いていこうと思います。

この記事を読んで宮古島旅行に来ればまた見える世界が変わりますよ!

色と水の性質について

色について

色ってもう・・・
数えきれいないくらいの色がありますよね。

その中でも代表的な色が7色
いわゆる虹のカラーですが・・・

が一般的に使われる色になります。

水の性質について

では次に

『水の性質』

についてなんですが今の7色中

赤色から順に吸収していく性質があります


⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒

といった感じですね。
め~ちゃくちゃ難しい言い方しますと

『赤外吸収』

というそうです。
どういったものかは・・・割愛しますね(笑)

色と水の性質によって

では、色と水の性質が合わさった時どうなるか。

『青系の色が残る』

ってことなんですね!

さらに、
水の層が厚ければ厚いほど水の性質は強く出てきますので

深ければ深いほど青い

ということになります。

光の反射について

海の水って・・・何色?
って聞かれたら

『透明』

ですよね!
宮古島に限らず、本土だって透明のはずです。

では、その透明な海水がなぜ青色やエメラルドグリーンにみえるのか。

それは太陽の光の反射によります

他にもいろんな要素はあると思いますが、
海の色が青色に見える大きな2つの反射があります。

それは

水面での反射
水底での反射

の2つですね!

水面での反射

太陽の光が地球に降り注いできます。

この光が海の水面で反射することによって鏡のように空の色を映し出しています

これによって海の色が青く見えるということですね。

とはいえ、これは海が青く見える理由の小さい方の理由です。
少なくともちょっとは影響があるということです。

どんな影響があるかというと、
光の入り具合で海の顔は大きく変わります。

私もマリンの仕事を初めてどの角度がキレイに写真に写るかということを考え始めてやっと気づくことができました。

朝日がのぼる角度
日中のお日様の角度
夕日の沈む角度
天気のいい日
天気の悪い日

全てにおいて海の色が変わるはずです
これはお日様からの光が水面で反射することによって空の色を映し出してるんですね。

なので、朝焼けや夕焼けだと海が赤く見えることもあるはずです。

朝焼け・夕焼けで水面が赤く見えるっていうことは日中の天気がいい日は青い空の色が映り込んでるはずです。

このように、空の色も少なからず影響があるということですね!

水底の反射

水面の反射も色に関係はありますが、本来海の色が青く見える理由はこちらの水底の反射の方が大きい理由ですね!

曇りや雨の日でも海が青いのはこちらの理由だからです。

水の中に入った光はどうなるか・・・

ということなのですが、
基本的には水底で反射して水面に向かいます。

その時の反射した光我々の視覚に入って色を認識するということなんですね。

と、いうことは

水底に岩があればその岩の色が反映されますし、
水底が真っ白な砂であればその真っ白な砂が反映されます。

そして最後まで残った青系の色が水底の構成物に反射して透明な水のはずの海や川が青く見える

と、言うことなんですね!

沖縄でいうと、

・ エメラルドグリーンの部分 ⇒ 浅瀬
・ コバルトブルーの部分   ⇒ 深場

ということになります。

なので、青色のグラデーションに見えるのは水底の構成物と深さによって見え方が変わるということになります。

水底の構成物について

前、書いたブログに

 沖縄のビーチ(砂浜

にも書いたのですが、
宮古島のビーチの大半はサンゴの骨(石灰)でできています。

なので、とても白いんですね!

海中ももちろん同じで砂地に見えるところはほとんどサンゴなのでと~ってもキレイな白色です。

また、浅瀬(リーフ)には多種多様のサンゴが生息していたりカラフルなお魚がいたりと非常に色鮮やかな世界です

上の写真、

薄い水色の部分が砂地
黒い部分がサンゴの部分になってます。

この砂地とサンゴと岩場に反射して美しいエメラルドグリーンの海を形成しているわけです。

水の透明度

最後に光を通す水の透明度についてお話します。

皆さんご存じのとおり、
宮古島の海水・・・透明度は抜群です!!

この透明度のおかげで水底まで邪魔されずに光が入り、反射することによってとてもキレイな色を発色させます。

逆に、透明度が悪いとキレイなエメラルドグリーンにはなりずらいんですね。

では、どういうときが透明度が悪くなるのか見ていきましょう。

① 水中微生物

透明度に一番関係してくるのは
やっぱり水中微生物の多さですね。

プランクトン等が豊富な海だと生物も豊富ではありますがその分視界も悪くなってしまいます。

瀬戸内海を思い浮かべてみてください。

非常に栄養価が高く、その分プランクトンも豊富で漁場としては非常に優秀ですが、透明度に関してはそこまでよくないですよね。

また、異常現象でいえば『赤潮』

プランクトンの異常発生によりおこる赤潮はほぼ透明度がないといっても過言ではないでしょう。

このように、透明度の悪い海にはたくさんの水中微生物がいることがわかりますね。

②潮の流れ

潮の流れというものは非常に重要で
これもまた瀬戸内海を思い浮かべていただければいいのですが

このように
潮の流れ自体はあるのですが

入り組んでいるため大きな潮の潮流は入りずらい形状になっています。

このため、栄養価の低い潮が入りずらく、瀬戸内海でいえば非常に栄養価の高い漁場にむいた海水になっているってことなんですね。

なので!
瀬戸内海の海の幸は非常に美味しいです!

では、逆に沖縄・宮古島の場合、島になってますので外洋の大きな潮流

『黒潮』

が入ってきます。
この黒潮は栄養価が低い流れの上、流れ自体が早いので不純物をどんどん流していくんですね。

これにより、沖縄の海は透明度の高い状態が保たれているということです。

ちなみに、赤いラインが黒潮のルートです

③サンゴの多さ

こちらも前のブログ

 サンゴ

でも何点か書いたのですが、
サンゴの多い海は透明度が高くなりやすいというお話です

まず、勘違いしてはいけないのが
サンゴは植物ではないので光合成はしません。

が、

組織内に共生藻類を持っているため光合成の手助けを行っているような形になります。

なので、まるでサンゴが光合成しているように見えるんですね。
では、なぜサンゴがあると透明度がよくなるのか。

光合成の手助けをすることによって
海中の二酸化炭素を吸って、

キレイな酸素
浄化作用のあるミネラル分を排出します。

これによってキレイで透明度の高い海がたもたれるんですね。

まとめ

では、まとめていきますね!

沖縄・宮古島の海の色は

なぜとってもキレイなエメラルドグリーンコバルトブルーに見えるのか

というお話でしたね。
理由はおおきくわけて3つ

 水の色を奪う性質水の層の厚さ
 水面と水底の光の反射
 水の透明度

この3つが合わさることによって

浅場では発色のいいエメラルドグリーンの色
深場では濃いコバルトブルーの色
水面には沖縄のキレイな青い空
夕暮れの海もとっても美しい色

見えるわけです。
・・・見たくなってきたでしょ?(笑)

最後に

いかがだったでしょうか?

宮古島の海!
ず~っと見てても飽きない美ら海

沖縄旅行に来たらぜひとも見たい美ら海の仕組み楽しんでいただけましたか?

この知識をつけて宮古島旅行に来ていただければ色々と

『なるほど!!』

と、思えるところが出てくると思います。

ちなみに、我々の目線から見えるものと上空から見えるもの
こちらも全く違います。

もし、違う視点
飛行機から見るような宮古島を見たい!という方!

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