marine assist DEMI
マリンアシストデミ です！
宮古島の水中生物シリーズ
第２回！！
今回は・・・
『ハマクマノミ』
にスポットを当ててみようと思います！
意外と・・・
クマノミよりいるんじゃない？
っていうくらいの遭遇率(笑)
どんな生態か楽しみですね！
ハマクマノミ
名前について
和 名 ： ハマクマノミ
学 名 ： Amphiprion frenatus
英 名 ： Oneband anemonefish
データ
分 類 ： スズキ目・ベラ亜目
スズメダイ科・クマノミ亜科・クマノミ属
大きさ ： 約１０～１２㎝
生息場所 ： 西太平洋やインド洋
生活
クマノミといえば！
生活場所はやっぱりこれ！イソギンチャクですね！
他のクマノミと同じく
浅いサンゴ礁域で生活しています
深度は約１～２０mくらいですね！
また、共生するイソギンチャクの種類はクマノミの種類によって変わってきます。
ハマクマノミの場合は
タマイタダキイソギンチャク
だいたいのハマクマノミは
このタマイタダキイソギンチャクと共生しています。
もちろんこのイソギンチャクだけではないですが
ハマクマノミといえば！これ！
って感じですね(笑)
ちなみにトップに載せてるハマクマノミの写真もタマイタダキイソギンチャクです
先端部分が膨らんでいるのが特徴ですね！
サンゴイソギンチャク
タマイタダキイソギンチャクによく似てるサンゴイソギンチャクにもついてることがあります。
シライトイソギンチャク
このイソギンチャクでも共生していることがあります。
共生について詳しく知りたい方は
⇒『クマノミの生態について』
を見てみてくださいね！
特徴
クマノミの見分け方で
イチハマ、ニクマ、サンカクレ
という言葉があって
ハマクマノミ １本線
クマノミ ２本線
カクレクマノミ ３本線
という、クマノミの見分け方があるんですね！
と、言うことは！
ハマクマノミの特徴は首元にある１本線の白いラインですね！
また、オレンジ色の体色に
固体によっては黒い体色が混じります。
ハマクマノミのペアでよくあるのが
一番大きなメスはオレンジに黒色が混じって迫力がある
二番目に大きなオスはキレイなオレンジ色
なことが多いです。
なので、ダイバーに好まれて写真を撮られるのはオスですね！
幼魚 体のラインの不思議
ではここで、、、
ハマクマノミの幼魚の不思議について！
ハマクマノミの幼魚の体のラインは・・・
１本のこともあれば３本のこともある！！
・・・なんで？ってなりますよね(笑)
こちらのクマノミ・・・
ハマクマノミの幼魚です！
カクレクマノミみたいでしょ？(笑)
では、ハマクマノミの幼魚は
皆、白線が３本入っているのか・・・というと
そんなことはないんですよね。
これには諸説あるのですが・・・
卵からふ化
卵からふ化したハマクマノミの幼魚達。
フワフワ浮遊してイソギンチャクにたどり着きます。
たどり着いたイソギンチャク
ここで２択
① たどりついた先のイソギンチャクにペアがいる
ペアがいる場合・・・これはなんか生々しい話ですが(笑)
ペア以外の子が繁殖可能な大人にならないように攻撃するそうです。
攻撃されることによって成長が阻害されるとか。。。
ね？生々しいでしょ？(笑)
なので、そうならないように１本線で目立たないように細々と暮らしているそうです。
② たどりついた先のイソギンチャクにペアがいない
では、たどりついた先に誰もいないまたは１匹だけいるイソギンチャクだった場合。
そのイソギンチャク内で繁殖のペアになることが確定するので、メリハリの利いた体色で２～３本の白線が出るということです。
成長するにつれて尾びれの方から徐々に消えていきます。
と、いうことなんですね。
チビのハマクマノミに３本線があると妙に水中でテンション上がりますのでぜひ！探してみてくださいね！
生態
最後に
いかがでしたでしょうか？
ハマクマノミについて他のクマノミとはまたちょっと違った性質があって面白いですよね？
ちなみに、ハマクマノミは
日本で確認できている６種類のクマノミの中でもとても気が強い方で攻撃的な性格です。
私は以前、ウミヘビを撃退した瞬間を見ました(笑)
水中でもつついて攻撃してきたりしますが、体格差があるのでじゃれてきてるように見えます(笑)
が、それは威嚇なので威嚇してきたら離れてあげてくださいね！
